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【悪魔の聖書】未だに謎だらけな中世最大の写本:「ギガス写本」とは?

ーー中世のとある修道僧が、誓い(規則)を破り、監禁させられてしまう。彼は、そこでの厳しい刑罰に耐えるために一晩で聖書を写本することを誓った。しかし、事はそんなに上手くはいかず、真夜中になって彼は太陽が起きるまでに写本が書き終わらないことを悟ったのだ。

太陽や草木も熟睡していたとある夜。一人独房の中の修道僧は神に背を向け、悪魔に契約を持ちかけたのだった。

「私の魂を引き換えに、写本を完成させてほしい。頼む。」

ギガス写本。それは悪魔が書いたとされる、謎だらけの聖書。

【レヒニッツ写本(Rohonci-kódex)】792種類もの文字で綴られた、未解読文書 【オーパーツ】古代象マストドンとともに出土した謎の金属 ”アイードのアルミ合金” 【世界各地の遺産は語る】恐竜と人間の共存の証拠。

ギガス写本に纏わる伝説

知っておいてほしい時代的・宗教的背景・ギガス写本について

さっさとワクワクする伝説ストーリーを読みたいであろうせっかちな皆さんのためにチャチャっとまとめておきますね!

予習
  • 当時、写本はとても過酷で苦行とされていた
  • 修道僧は、過酷な禁欲生活を過ごしていた

画像:wikipediaより

ギガス写本について
  • ギガス写本(Codex Gigas)は「大きな写本」という意味
  • 現存する最大の中世文書
  • その名の通り大きい本で、長さは約1mもあり、重さは約75kg
  • 624ページ全て肉筆
  • 160頭ものロバの皮膚が使われている
  • 文字には、虫のインクが使われている
  • 聖書・古代の歴史・薬物療法・魔法等が記されている

未だに製作者は不明らしい。こんな大作なのに。

ムコQ

それでは早速伝説です。

修道僧と堕天使ルシファーとの契約

ーー13世紀初め。

ボヘミア(現在のチェコ)のベネディクト会の修道院で修道生活を送っていたとある修道僧

生涯独身を貫かないといけないほどの厳しい禁欲生活に耐えられなかったのだろうか、彼は誓いを破ってしまった

 

誓いを破った彼は、独房に監禁された。そんな彼は、厳しい処罰に耐えるため。そして修道院を永遠に称え、全ての人類の知識を集めるべく、一晩で聖書や歴史書などを写本することを決心した

修道僧

「仏の顔も三度までや…!!もう一回神に誓うチャンスくれやで!!」

※?

そう言い彼は、”一晩で写本を完成させる”と、神に誓った、いや誓ってしまったのだ。

しかしおっちょこちょいな修道僧、一晩で写本なんて無理ゲーである。そう、難易度的な問題じゃなく、時間的に

 

真夜中になって彼は、太陽が起きるまでに写本が書き終わらないことを悟った。まあわかってた。そりゃそうだ。

一晩で教科書丸写ししてこいと言っているようなものである。何ハラと言っていいか分からないが、現代では何かしらのハラスメント認定されるレベルだ。そんな宿題出来っこない。ましてや、当時は羽にインクを付けて書くしかないので無理ゲーと言うレベルではないのだ。

そして彼は、写本の完成を誓った神に背を向け、後の魔王サタン:堕天使ルシファーに契約を持ちかけた

修道僧

「私の魂を引き換えに、写本を完成させてほしい。頼む。」

おかしな話である。聖書を悪魔に写してもらおうだなんて。ク○パにスーパーマリオ○ラザーズのラスボス戦(クッ○戦)をリモコン渡してプレイさせるのと同じようなものだ。性格悪い半ニヤケマ○オである。

 

もちろん堕天使ルシファー様の返事は、

いいよ

ルシファーたん

おかしな話である。寛大すぎるルシファーさんはこの契約に乗った。そして、写本を完成させたのだ。寛大さと実用性に驚きだ。

画像:wikipediaより

修道僧は感謝の意を表すため、その聖書の写本の本来空白のページだった290ページ目に悪魔の絵を追加したのだった。

伝説おしまい。

ちなみにこの写本には、悪魔払いの呪文の章も存在している。ルシファーさんは寛大すぎる。それかその悪魔払いの呪文自体が偽物だったのかもしれないが。

立てられる二つの仮説

 

ムコQ

それにしてもルシファーさん…。

パズ○ラとかモンス○とかに出てくるルシファーさんすっごくカッコよかったのに、パンツ全体に毛が生えててガリガリのフォルムだなんて知りませんでした…。なんかショックですが、期待させるように洗脳したゲーム製作会社(ガン○ーとか)が悪いですね。

 

さて話を戻して。ここから、仮説をたてていきます。

ルシファーさん。本当に聖書の写本手伝ったんですか???

という誰もが思うであろうこの問いに対し、

仮説1:

聖書に悪魔の悪口書いてあったけど魂欲しさに手伝っちゃいましたっ☆

という欲張りルシファーたんによる回答と、

 

仮説2:

手伝うわけないだろ聖書なんて悪魔の悪口書いてあるもん。(−_−#)

という堕天使らしいルシファーたんの二つの回答が考えられます。このそれぞれの回答の、不可解な点を一つづつまとめました。

ギガス写本の不可解な点(仮説1の場合)

仮説1:

ルシファーたん

聖書に悪魔の悪口書いてあったけど魂欲しさに手伝っちゃいましたっ☆

(伝説は本当で、悪魔が聖書の写本を書くのを手伝った)

悪魔は聖書に触れることができない

そもそもすぎてである。

愚者の侃々諤々 (´▽`)ノというサイトにも、この点が1番の謎だとして紹介していた。

※以下はそのサイトの引用です。

この本の不思議な点としては、一般的には本来、聖書は聖なる本で邪悪なモノを寄せ付けないはずと理解されており、悪魔祓いでも聖書や聖水を使うのは知られているところです。しかし、その悪魔の大敵といえる聖書に悪魔がどうして触れることができるのか、まして、その作成をすることができたのかという疑問が、本書の大いなる神秘として指摘されているようです。

そりゃそうだ。

ギガス写本の不可解な点(仮説2の場合)

仮説2:

ルシファーたん

手伝うわけないだろ聖書なんて悪魔の悪口書いてあるもん。

(伝説はウソで、人が頑張って写本を書いた)

時間的制約

画像:スウェーデン国立図書館の”codex-gigasのページ”で見ることができます

仮に伝説が嘘だとしたら、とりあえずは一晩で書かなくてもいいことにはなるだろう。そして別に何人かけて書いたって構わない。まさか一人で書いたわけない。誰もがそう思うことだろう。

しかしなんと。驚くべきことに、専門家や研究者による筆跡鑑定や使われているインクの鑑定の結果、全ページ一人で書かれたものインクも一種類だと断定されたのだ。(スウェーデン国立図書館のページより)

There is no doubt that virtually the whole manuscript (text and corrections) was the work of one scribe.

ほとんどすべての原稿(テキストと訂正)が1人の筆記者の仕事であったことは間違いありません。

かかった時間も一応計算されており、一般的な睡眠や生活の時間も考慮して、最短で20年かかると言われている。

しかし、20年間も筆者の老化・病気・視力の低下・体力の低下に耐えながら、目立った間違いや抜け落ちもないという点において、完璧すぎて逆に怖い・不自然すぎるという見解もあり、実際何年かけて書いたのかは分かっていない。

筆跡鑑定などの結果からすると、筆者単独説がかなり濃厚で、「やはり悪魔が書いたんだ」と囁く人は少なくない。

デカすぎるし重すぎる

予習したと思うので思い出してもらいたい。なんとこの写本の重さ:約75kgだ。

非常に巨大で、運ぶのに最低でも2名の人物が必要となる。そんな写本を、本当に一人が書き上げることはできるのだろうか。

ギガス写本の不可解な点(どちらにしても)

ルシファーさんが手伝ったにしろ、手伝ってないにしろ、不可解な点がこのギガス写本にはあるのだ。

ルシファーさんの様子がおかしい

この写本ができた13世紀頃には、『悪魔』にふさわしい容姿と言うものが確立されていた。そのモデルとなったのは、ヤギの姿をした悪魔である、「パーン」だ。

左の画像:wikipediaより(これはタロットカードのもの)パーン様

右の画像:写本の中のルシファーさん(ダサい)

写本の中のルシファーさんは違和感しかない。ヒョロイからかなんだか『デビみ』が圧倒的に足りない。

しかも、ルシファーさんがいる場所もおかしい。感謝として描いてあげた割には、独房に閉じ込められているのだ。

あと何だか『ヤギみ』も足りてない。ヤツは一体…?

旧約聖書と新約聖書を同時に扱う、世界にたった一つの写本

らしい。詳しくないので、正確に調べてから追記予定である。

なんでも、『この写本の中には、他のどこにも存在しないテキストの組合せが含まれている』らしい。一応ソースと呼べるかわからないが貼っておく。(コチラ

最後に

ーー果たして人が一生を賭けて書いたものなのか。それとも悪魔に魂を売って一晩で書いたものなのか。

800年経った今でも、この巨大な写本は、研究者の頭を悩ませている。

【レヒニッツ写本(Rohonci-kódex)】792種類もの文字で綴られた、未解読文書 【オーパーツ】古代象マストドンとともに出土した謎の金属 ”アイードのアルミ合金” 【世界各地の遺産は語る】恐竜と人間の共存の証拠。

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